病院実習体験談~薬学の未来を担う人材になるという思い~

病院実習

薬学部に関する体験談を後輩薬学生のために

を目標として、薬学生の体験談を集めています。

今回は病院実習の体験談を紹介していきます。

体験談を語ってくれるのはこの方。

プロフィール
名前:ライト
大学:大阪大学
実習場所: 大阪府
病院データ:大きめ、ベット数100床以上
簡単な自己紹介:病院実習に関する体験談を頼まれたので書きたいと思います。できるだけ見やすさ重視で書きます!

病院実習が始まる前に考えていたこと

病院実習は薬局実習が終わった後に始まりました。

薬局実習を終えている分、実習の流れはつかめていたので、緊張は特にしなかったです。

ただ、僕が行った病院がけっこう大きめだったのでなんとなくですが薬局よりはハードかなと思っていました。

将来的には病院薬剤師はないなと思っていたので、その考えが正しいかどうかを判断する目的もありました。

噂ではハードな割に見合った報酬がもらえないと言われています。

実際に薬剤師さんに聞いたりして、確かめたいと思います。

病院実習に関して不安に思っていたことはありましたか?

不安に思っていたことは、病院実習の大変さについてです。

薬局よりも患者さんは多くなると思っていましたし、さらに重傷な患者さんと接する機会が増えると思います。

そのため、薬局よりもシビアな世界があると思っていました。

薬局実習よりもさらに気を引き締めて臨もうと思っていました。

コアタイムや土日の実習の有無、1日のスケジュールを教えてください

主なコアタイムは9時始まりの17時終わりです。

土日の実習はありませんでした。

1日のスケジュール8時50分ごろ:病院到着
9時:実習開始
12時:お昼休憩
17時:実習終了、帰宅

薬局実習と同様に9時からのスタートでした。

家から10分ほどかかるので、遅くても8時には起きていました。

前の日の復習などがあるときは7時くらいから起きて勉強していました。

病院実習でどんなことをした?

病院実習では他の薬学生と5人くらいのグループになって、グループ単位で行動しました。

6グループに分かれ、セクションが振り分けられているので、週ごとに変わっていくような流れです。

6セクションの紹介注射、点滴の管理
医薬品の管理
外来調剤
DI
治験情報管理
無菌調剤

6セクションを実習の前半で回ります。

実習の後半では、病棟に上がり実際の患者さんに対して服薬指導を行いました。

服薬指導をした患者さんの中から1症例についてスライド発表をして、実習終了です。

簡単に2つのことを詳しく書かせてください!

病院実習で大変だったことはありますか?

病院実習で大変だったことはスライド発表についてです。

スライド発表を1人10分しなければならないので、とにかく用意が大変でした。

患者さんのところに服薬指導をしにいき、症状の変化や薬がちゃんと飲めているかを確認します。

さらにSOAPを書いて、患者情報を管理していました。

与えられた症例について調べ、基礎的知識から応用的な内容を全て勉強しました。

僕が今回、担当したのはリウマチの患者さんで、リウマチについてかなり詳しくなったと思います。

病院実習で印象的なことはありますか?

印象的なことは大きく分けて3つあります。

  • 薬剤師さんの大変さ
  • 病棟に出ると薬剤師さんはかなり頼られる
  • 患者さんと医師をつなぐ橋渡し役
  • 薬剤師さんの大変さ

    噂には聞いていましたが、やはり病院薬剤師さんは激務でした。

    朝は9時前に出勤して、残業をしている薬剤師さんも多かったです。

    病棟に出れば、色んなところから情報が流れてきて、薬剤師さんも大忙しです。

    担当していただいた薬剤師の先生が、急に病棟に呼ばれていなくなってしまうこともありました。

    それだけ信頼されていることの裏返しでもあると思います。

    病棟に出ると薬剤師さんはかなり頼られる

    病棟に出ると、薬剤師はかなり頼られています。

    看護師、医師、理学療法士、栄養士などなど他職種の方が色々と質問をしに来ます。

    「○○先生、これってどういうことなんですか??」
    「□□医師はこうやって言うんですけど、○○先生はどう思いますか??」

    僕と帯同しているときにも、ひっきりなしで誰かが質問をしている感じでした。

    質問に対して、薬剤師の先生も的確に答えていて、「やっぱ病院薬剤師はすごい」と一人で感動していました。

    もちろん、患者にも信頼されていることから、病院薬剤師はなくてはならない存在であると感じました。

    患者さんと医師をつなぐ橋渡し役

    患者さんは医師に対してなかなか自分の考えを言えないという場面がありました。

    「なんとなく気が引けてしまう」というのが患者さんの本音でしょう。

    そんな時には、薬剤師が橋渡し役となっていたんです。

    薬剤師には相談したりお願いをしやすい患者さんが多いようでした。

    薬剤師が医師に伝えつつ、患者さんのお願いを通しているシーンがあり、バランサーとしての役目もあるんだと思います。

    病院実習先では、薬剤師さんや他職種の方と仲良くなれましたか?

    他の職種の方とは話す機会がありましたが、なかなか仲良くなるまでにはいきませんでした。

    それでも薬剤部のセクション担当の薬剤師さんとは仲良くなることができました。

    廊下ですれ違った時には挨拶をしたり、近況報告をするほど仲良くなれました。

    ときには相談に乗ってくださる先生もいたので、僕としてはよかったです。

    病院実習を乗り切るためのアドバイスはありますか?

    病院実習を乗り切るためにはやはり医療人としての自覚を持つことが必要だと思います。

    薬学実習生と言えども、白衣を着ている以上は医療人の1人です。

    患者さんから見れば同じ薬剤師です。

    つまり、医療人としての行動や規律が求められると思います。

    「自分はまだ大学生だから、自分は薬剤師じゃないから」という考えはすぐに捨てるべきだと思います。

    例え、患者さんから見えない薬剤部にいたとしても、自覚をもった行動が必要だと思います。

    薬学部を卒業した後の将来の職業は?

    薬学部を卒業した後は、製薬企業に行く予定です。

    製薬企業に就職し、臨床開発をしていきたいです。

    病院は確かに薬剤師としてスキルアップができる絶好の場所だと思います。

    しかし、自分が本当にやりたいことなのか、と考えると自分の中では違いました。

    将来は薬局で独立したいと考えている人には、スキルアップの意味も込めて病院就職もありなのかなと思いました。

    病院実習の感想

    病院実習を体験できてよかったと思います。

    病院には薬局よりも重症な患者さんがたくさんいました。

    ガン患者さんはもちろん、複雑な疾病を抱えた患者さんをじっさいに見てきました。

    その中で、共通して言えることは現代の医療をもってしても治せない病気があるということです。

    最先端の病院に入院しているのに、完治しない、治療できない、対症療法しかないという患者さんが多かったです。

    僕たち薬学生の使命としては、少しでも早く困っている患者さんが1人でも多く救われるような薬を世に出すことだと思います。

    今後もしっかりと勉強しつつ、薬学界の未来を担って行ける人材になりたいと思います。

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