薬学部に関する体験談を後輩薬学生のために
を目標として、薬学生の体験談を集めています。
今回は薬局実習の体験談を紹介していきます。
体験談を語ってくれるのはこの方。
名前:taka
大学:K大学
実習場所:大阪府
薬局データ:薬剤師さん2人、薬局事務5人
簡単な自己紹介:
薬局実習が始まる前に考えていたこと
薬局実習はとにかく体力勝負であると先輩から聞いていました。
けっこう大変なのかなと想像していたので、とにかく休まないことだけを考えていました。
休まずに毎日、実習をこなすことによって自分がどんどんレベルアップできるのではと考えていました。
また、薬局に行く機会はほとんどなく、その調剤側に回れるめったにない機会ですので、色々なことを経験したいと考えていました。
薬局実習に関して不安に思っていたことはありましたか?
不安に思っていたことはけっこうあって。。。笑
①毎日起きれるのか?
②途中でドロップアウトしないか?
③先生が怖かったらどうしよう
④新しい友達はできるのか
⑤そもそも勉強についていけるのか・・・
などなどほんとにたくさん笑
私の場合には心配性なので、みなさんよりも余計に心配なことが多く不安もたくさんあったと思います。
この記事を読んでくれているあなたにも不安があると思いますが、意外となんとかなる!!というのが私の感想です!
コアタイムや土日の実習の有無、1日のスケジュールを教えてください
朝は9時に業務が始まります。
とは言っても、薬局は8時からオープンしているので、薬局長や薬剤師さん方はみなさん業務中です。
そっと薬局に入って、すぐに着替えを済ませて先生がたに挨拶をします。
私は用意が遅いので、毎日8時40分には行っていました。
大学の授業と同じくらいですかね!
そこから、昼の12時くらいまで調剤したり、服薬指導を見学したり、棚卸しをしたりしました。
昼休憩は1時間いただけるので、近くのお弁当やさんやレストランに行ってサクッと済ませます。
夕方の17時くらいまで業務があり、先生と勉強したり、たわいもない会話をしたりでした。
17時には上がれるので、そこからは自分の好きなことの時間に当てていました。
飲み会をしたり、買い物に行ったり、勉強したりです。
薬局実習でどんなことをした?
服薬指導と調剤業務を主にやりました!
服薬指導は先生に横についてもらいながら、処方せん通りの薬を説明していきます。
最初はほんとにテンプレ通りのことしかしゃべれませんでした。
「これは血圧の薬で1日に3回飲んでください」
みたいな感じで、とにかく伝えるべき最低限のことだけです。
そこから何回か回を重ねて行くうちに、自分の言葉で言いたいことを言えるようになりました。
薬の説明だけではなく、患者さんの食事の様子とか、朝は何時くらいに起きているとか、日常的なことも聞けるようになりました。
そこは自分の中で成長したかなと思います。
もちろん、先生には「〇〇について言ってなかったね」とフィードバックをいただくことも多かったですが。
また、調剤業務はとにかく間違えないように正確に薬を取り揃えることを目的にしました。
早く正確には当たり前のことですが、これがけっこう難しい。
慣れるまでには時間がかかりました。
何度も先生に注意を受けました笑
「これはこっちじゃなくてジェネリックの方だよ〜!」
「これは規格が違っててOD錠の方ね」
なかなか調剤も難しいですね。
薬局実習で印象的なこと
薬局実習で印象的なこととしては、薬剤師さんが患者と仲良しだったことだと思います。
正直な私のイメージは、薬剤師さんと患者さんって薬を渡すだけの関係なのかなと思ってたんです。
患者さんは薬をもらったらさっさと帰ってしまう。
薬剤師さんも薬を渡して終わり。
そんなイメージだったんですけど、意外にもいろんな日常会話をしたり、病気のことについて相談したりと、かなり親密な関係になっていたんです。
大学では、モノからヒトへ移っていると勉強していましたが、実際の現場で体感することができてよかったです。
勉強になりました。
薬局実習先の先生との関係は?
薬剤師の先生は優しくて熱心に指導してくださいました。
未熟な私にもわかりやすいように説明をしてくださったり、色々と聞いてくださいました。
疲れてない??とかちゃんとついてこれてる??とか気にかけてくださいました。
また、薬局の事務さんとも話すことができ、薬局長の噂や患者さんの特徴などを教えてくれました。
さらには結婚や恋愛の相談にも乗ってくれたりと心強かったです。
薬局実習を乗り切るためのアドバイスはありますか?
薬局実習はかなりの長期戦です。
毎日、9時から17時まで薬局で学ぶことが何よりも大事なので、休まないような体調管理を気をつけてください。
1回休んでしまうとけっこうもったいないので!!
今日は疲れたな〜と思った時には早めに寝たり、食事をたくさんとったりしていました。
また、薬局実習は1人しか学生がいないパターンがほとんどなので、定期的に友達と連絡を取るのがいいかなと思います。
私の場合には仲良いメンバーのグループラインでその日あった出来事や愚痴を言いあっていました。
友達の報告をみてクスッと笑えることもあり、それだけで気持ちが楽になったと思います。
薬学部を卒業した後の将来の職業は?
私は今のところ、薬局勤務を考えています。
薬局で働きながら経験を積んで、病院にも興味があるので、転職とかしたいかなと思います。
ちょっとまだはっきりとは定まってないんですけど。
企業就職も考えましたが、自分にはちょっと向いていないのと、薬局に就職した方が何となく楽しそうかなと思っています。
ドラッグストアについては考えていません。
薬局実習の感想
薬局実習は全体を通して、非常に楽しく、実りの多い期間になりました。
この経験は薬局実習でしか得られないものなので、貴重な時間だと思います。
今後は国家試験が控えていますが、しっかりと乗り越えて薬局に就職したいと思います。
がんばります。
また、薬局実習が控えているあなたもぜひとも頑張ってください!
陰ながら応援しています!